ジャニーズ事務所が9月10日に開催した、オンライン限定のアクスタ通販イベント『Johnny’s アクスタ Fest』。
特設サイトオープン直後からファンからのアクセスが殺到し、購入できない人が続出しました。
これを受けて13日、ジャニーズ事務所は、
・ファンクラブ会員限定の再販売を行う
・再販売は完全受注生産
・商品発送は2023年春以降
・再販売の詳細については10月下旬に案内
とインフォメーションし、お目当てのアクスタを手に入れられなかった多くのファンを安心させてくれました。
しかし、その一方で「景品表示法に触れているのでは?」と心配する声も上がっています。
景品表示法とは
「景品表示法」は、メーカーや販売店などの事業者が、自らの商品やサービスを過大にPRし、消費者に誤解を招くことを防ぐ法律です。
今回、ファンが懸念しているのは、『数量限定販売』と謳っていた商品を『再販』するという点です。
これが景品表示法の『有利誤認表示』(価格や期間、数量、支払い条件、アフターサービスなどのメリットなどについて、商品に“特別感を感じさせたり実際よりお得に見せる”こと)に抵触するのではないかと懸念されているのです。
過去、同様のケースで消費者庁から指導が入った例も
2018年末のコミケで販売した抱き枕カバーについて、消費者庁から『指導』がはいりましたので報告させていただきます。
— 東北ずん子(公式)💚めたんちゃんNEUTRINO制作中 (@t_zunko) November 3, 2019
指導の内容としましては「限定品の販売を行った物を再販するのはNG」ということになります。
— 東北ずん子(公式)💚めたんちゃんNEUTRINO制作中 (@t_zunko) November 3, 2019
コミケで限定と記載した物を転売対策とはいえ、再販を行ったことにたいしてコミケで購入された方に対してご迷惑をおけ消しました。
申し訳ありません。
経緯ですが、以下の抱き枕カバーを2018年の冬コミの企業ブース(東北ずん子公式ブース)で限定販売と記載して8000円で販売しました。
— 東北ずん子(公式)💚めたんちゃんNEUTRINO制作中 (@t_zunko) November 3, 2019
その時点では限定販売、という前提ですすめておりました。 pic.twitter.com/7DVzGwi2Vf
コミケでは売り切れになりました。
— 東北ずん子(公式)💚めたんちゃんNEUTRINO制作中 (@t_zunko) November 3, 2019
その後、12月31日にメルカリやヤフオクなどで3万円などの金額での転売が行われていることが発覚しました。
実際に購入したい人が買えずに転売が行われていることに対して対応をとるために、限定販売の方針を転換し、1月9日まで受注販売の受付を行いました。
この、転売対策でおこなった「限定品を追加で販売する行為」が景品表示法の違反になるとのことで指導を受けた、というのが経緯になります。
— 東北ずん子(公式)💚めたんちゃんNEUTRINO制作中 (@t_zunko) November 3, 2019
ジャニーズ事務所ほどの大手なら、法務部門がこの事例をしっかりチェックしていると思われるのですが…。
ともあれ、このまま何事もなく再販される世界が訪れることを祈っています。