ジャニーズ事務所が会見 藤島ジュリー景子前社長が涙

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ジャニーズ事務所が9月7日午後2時から、都内で故・ジャニー喜多川氏による性加害問題についての会見を行いました。

<ジャニーズ事務所からの出席者>

(※画像左より)  

👤井ノ原快彦さん

👤東山紀之さん

👤藤島ジュリー景子さん

👤木目田裕弁護士

  

  

会見概要

●性加害について謝罪

藤島ジュリー景子前社長が「故ジャニー喜多川による性加害問題について2023年8月特別チームによる提言が公表されましたが、ジャニーズ事務所としても個人としましてもジャニー喜多川に性加害はあったと認識しております。被害者の皆さまに心よりおわび申し上げます」と述べました。

新体制

・藤島ジュリー景子社長と白波瀬傑副社長が9月5日をもって社長を辞任。

・所属タレントの東山紀之さんが後任の社長として就任。

・東山紀之さんは年内をもって表舞台から引退(MCを務める『サンデーライブ』は先週の放送を最後に降板)

・藤島ジュリー景子さんは被害者救済を行う目的で取締役として残留。

・藤島ジュリー景子さんの権限は被害者救済のみで、経営などに関わる全権は東山紀之新社長に。

藤島ジュリー景子前社長は「いろいろ決めていく上で代表取締役でいるほうが良いと事務所で判断してとどまっていますが、補償が速やかに進めば代表取締役から降りるということは考えております」と述べました。

●補償について

具体的な補償案について東山氏は「再発防止特別チームから提言があった8月29日から作業できることには限界があった。ただ急ぎでやらないといけない。被害者にも会わないといけない。その中で実際何ができるのか探っているのは事実。ただ、答えをすぐにそろえるのは難しい。今回は法を超えて救済・補償が必要だと思っている」と述べました。

木目田弁護士は「全体的な金額や具体的な補償の方法、財産や資産をどう当てていくのかについては検討段階で、回答は差し控える」と述べました。

●株式について

現在は、藤島ジュリー景子前社長がジャニーズ事務所の100%株主。

『再発防止特別チーム』から同族経営の問題点を指摘されていたことを受けて、藤島ジュリー景子前社長は「同族経営が弊害になるということは提言でもうかがった。それを変えていかなければならないということも認識している。ただ今すぐ、株をどうできるかというのは簡単な問題ではありません。今具体的に申し上げるのは非常に難しい」と述べました。

  

  

●社名変更について

ジャニー喜多川氏の名前から由来する「ジャニーズ事務所」という名称を変更するかどうかについて、東山氏は「大変議論はした。引き続き、名乗るべきなのか。いろいろな解釈がみんなの中にもあった。名前を変え、再出発した方がもしかしたら正しいのかもしれない」とした上で、「何より大事なのは、これまでタレントが培ってきたエネルギーやプライドだと思う。その表現のひとつでもいいんじゃないかと。僕らはファンの方に支えられているので、どこまで変更することがいいのかというのも考えてきた。今後はそういうイメージを払拭できるほど、みんなが一丸となって頑張っていくべきなのかなという判断を今はしております」と述べました。

●社名のロゴについて

ジャニーズ事務所の名前を残すかどうかについての再度の質問に対して、東山氏は「ジャニーズというのはこのまま続けさせていただく」としたうえで、「社名のロゴは変わってくるかもしれない」と述べられました。

●藤島ジュリー景子前社長が涙

藤島ジュリー景子前社長は「(ファンの方には)感謝の気持ちしかない。ひとりずつのタレントが本当に努力してそれぞれの地位を勝ち取っているので、そこだけは本当に失望や誤解をしてほしくない」と涙ぐみながら答えました。

また、井ノ原快彦ジャニーズアイランド社長は、

「ジュニアの子たちにいつも言っているのは、どんな気持ちでファンの方たちがLIVEに来てくださっているのかということ。

何日も前からチケットを取って、高いお金を払って飛行機に乗って、髪をセットして、お洒落をして来てくださるということを、一から考え直してステージに立ちましょうと言っております。

手作りのうちわを作ってくださるとか精一杯、力の限り応援してくださる。

僕はジャニーズに入って35年経ちますが、ずっと支えてきてくださったファンの皆さんがいます。

ジュニアもこれからずっとファンの皆さんと共に歩んでいくことだと思います。

ですから、これ以上ガッカリさせることがないようにありとあらゆる方法を取って、たくさんの大人たちの目で見守っていきたいと思います」

と述べられました。